悲観的に考え、楽観的に行動するというは間違い

 「悲観的に考え、楽観的に行動する」という言葉がある。この言葉の意味は、想定できる範囲内で、さまざまな条件を悲観的、即ち悪いように考え、準備を整えれば、後はラクラクだという意味である。
 ところが、そんなに悲観的に考えていると、悲観的な人間になるのではと思う人もいるかも知れない。日本語の表現が良くない。どうもしっくり来ない。

 例を挙げて考えてみる。
 例えば、家族で明日の朝から旅行に行くとする。
前の晩に、チケット、着替え、洗面具、カメラ、ガイドブックなどは、まず普通に準備する。ここから、悲観的に明日の朝ありうるであろう事件を考えて、準備してみる。

明日の朝、例えば                  準備
朝目覚ましがならない         → 目覚まし時計を前晩に2ヶ用意する
タクシーに乗ったが、道が込んでいた  → もう30分家を早くでるようにする
子供が車に酔う             →  宵止めを用意する
子供が腹痛を起こす          →  腹痛止めを用意する
大雨が降ってくる          →  雨具を用意しておく
カメラの電池が無くなった        →  電池を予備に買っておく
旅館に歯ブラシが無かった       →  事前に買っておく

いろいろ考え、準備しておけば後が楽であることは間違いない。

ただし、上の例で分かるが、いろいろなケースを予め考えることは、決して悲観的ではなく、むしろ戦術的という言葉がぴったりなのではないだろうか。即ち、戦争に望んで、相手の出方を仮定し作戦を練るようなものである。仕事でも同じである。

 悲観的に考えるとは、本来、例えば明日の朝永久に起きなかったらどうしようとか、隕石が落ちてきたらどうしようとか考えることのはずである。上のような場合はむしろ、発生の仕方、出現の仕方を想定しているわけで、「戦術的」ということばこそが最適だと思う。戦術的に考え、作戦を練っておくわけだ。

 よって、次の言い方が適切と思う。

 「戦術的に考えれば、楽観的に行動できる」
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